交通事故の過失割合に納得ができず、示談交渉が長引くことに

優先道路を走っていたら、突然わき道から車が飛び出し

これは私が30歳の時、車で走行中に突然身に降りかかった事故のことです。 ある平日の昼下がり、普段と同じように車を運転していると、突然左脇道から別の車が飛び出してきました。 あっという間の出来事でブレーキも間に合わず、よけきることができず、私の車はそのまま相手の車へ突っ込んだ形になりました。 相手の車は、軽自動車で軽かったため、右側を激しく損傷させながら、その場で横倒しになってしまいました。 私の車は、前方フロント部分が凹みましたが、幸い車も、私自身にそこまで衝撃はなく、すぐに車から降りて相手の方の無事を確かめることにしました。 相手は、横倒しになった車体の中で、なんとか出ようと動いていたので、意識があってよかった！とほっとしました。 年齢は70歳前後のおばあさんのようだったので、身体の方が心配でしたが、話もちゃんとできたので、とにかくすぐに警察と救急車を呼び、また保険会社にも事故を報告することにしました。 警察が来て、事故状況の説明となったとき、私は優先道路を走っていたこと、相手が突然飛び出してきたことを主張しました。 しかし、相手のおばあさんは事故当時のことをあまりよくわかっていないようで、いつの間にか私の車が迫ってきていた、という話を繰り返しており、事故状況が警察にもうまく伝わらずに困りました。

こちらと相手側で食い違う事故状況で始まった示談交渉

交通事故の示談交渉は、互いの保険会社に任せることにしました。 70歳のおばあさんも事故当時のことは、あまりよく分かっていないようで、気づいたら追突されていたということを主張してきているので、当人同士で話すよりも、保険会社の方で状況判断から見てもらうことにしました。 その後、相手の保険会社から出た過失割合が「5：5」という話になり、私としてはこちらが優先道路であったこと、相手が突然飛び出ししてきたことから、納得することができずでした。 私の保険会社の担当者に、こちらは優先道路を走っていたこと、相手は確認や一時停止などをせず、突然出てきていることなどを主張し、もう一度相手保険会社にかけあってもらうことにしました。 そのおかげで、なんとか最終的には、「2：8」で、私が2の割合となりました。 2の割合も最初は納得はいかなかったのですが、お互い走行中であったことを相手側が主張してきたので、これ以上争っても、交渉がもつれるだけなので、その結果を受け取ることにしました。 最終的に示談金は、70万円程度で、内訳は車の弁償代、慰謝料、治療費（むち打ちあり）といったものに使われました。 しかし、示談に至るまで3か月以上もかかり、その間、保険会社の方とやりとりをしたり、精神的にも疲れました。 もう少し示談交渉が早くできていたら、と今でも思っています。